日本語のパンクチュエーションについて

日本語なのだから句読法と言った方がよいのかもしれないけど,パンクチュエーション(punctuation)と言った方が,私の場合にはパッと内容が頭に入ってくるので,パンクチュエーションと言っておこう.

で,日本語の場合はコロンとかセミコロンとかはない.もともとダーシ(ダッシュ)もなかっただろう.翻訳の影響か小説内での効果を狙ってか,ダーシは随分と日本語の中でも存在感を増した感がある.3点ダーシについても同様.

前置きはこのくらいにして.日本語のパンクチュエーションの代表と言えばなんと言っても句点(。)と読点(、)だろう.このブログでは句点には全角ピリオド(.)を用い,読点には全角カンマ(,)を用いているが,これは横書きの日本語の場合には全角ピリオドや全角カンマを用いても美しいと勝手に思い込んでいるからである.縦書き日本語の場合に全角ピリオドや全角カンマを用いるのは非常に見苦しい.

最近,ネットサーフィン中に,「この句読点に次ぐくらいになるのではないか?*1」と思わせるような存在にしばしばぶつかる.それは「w」である.もともと「(笑)」だったものが「(w)」になり,終いには「w」だけになってしまったらしい.この「w」は句点やクエスチョンマーク,エクスクラメーションマークと同じように文末に用い,その文に笑いを籠める働きをするらしい.

ひょっとすると,この「w」にはそのうち「笑点」なんて名前が与えられて,日本語のパンクチュエーションに添えられることになるのかもしれないw

*1:クエスチョンマークやエクスクラメーションマークももともとの日本語にはなかったけどよく使われるようになったものの代表格ですね.